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You say "Hello!" I say "Hello!"

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今日はいよいよカンボジアに向かう日。人生初の陸路での国境越えだ。前日ネットやガイド本で最新と思われるビザ情報を確認していざ国境へ。国境付近ではなにやら熱気がうずめくたくさんの市場が所せましと並んでいる。そんな市場は流し目にみながら国境越えの手続の場所へと向かう。露天の数もそうだが、国境越えをする旅行者や行商人の数もすごくて、この熱量は久々に見た気がする。他の国境のことは知らないけど、今回は3回の手続をふむ。タイの入国手続→カンボジアのビザ申請→カンボジアの入国手続。このアランヤプラテート~ポイペトの国境はぼったくりバスや賄賂など昔から悪名高い国境として旅人間ではちょっと有名のようだ。しかし僕に限っていえば手続の場所に多少迷った以外はだいたいはすんなりと手続をすることができた。ビザ取得は30ドルのはずだが、役人に100バーツを要求されたのは少し謎であったが、もうイイかと思って払いました。あとは入国手続きの列がなかなか前に進まなかったこと、一人一人になかなか時間がかかる、しかも窓口は2つしかないし、まるでテーマパークのアトラクション待ちでもしているかのようだ。

なんだかんだ無事にカンボジアに入国することができた。もうここは新しい国なのだ、なんだかドキドキする。国境付近はさっきのタイ側の露店街を思わせるような活気と赤土の埃っぽさが漂っていたが、そこを抜けると一車線のまっすぐな田舎道へと変貌をとげた。こうしてカンボジアの旅は幕を上げた。

年末年始はアンコールワット観光の拠点の街、シュムリアップで過ごしたいと思っていた。国境のポイペトからシュムリアップまでは約150km。結果的に3日かけて到着。したのだが色々とタイと異なる点を見つけられたのでいくつか紹介したいと思う。

まずはタイは東南アジアの国でもかなり進んだ国であったことを改めて感じた。タイでは街ごとにスーパーやコンビニがあり、屋台もコーヒー屋も充実していて、とりあえず「食べる・飲む」ということに困ることはなかった。(主要国道を走っての感想で田舎の方は知らない)それがカンボジアでは、コンビニ?スーパー?ないない。だいたい5kmか10kmくらい走ると集落があって、同じような個人商店が数件あり、飲料水やジュースは軒先に出されている赤いクーラーボックスから選ぶ。キンキンに冷えていることはなく半冷えかぬるめ。

そして今後も苦労しそうなのが、タイではたくさんあった屋台がカンボジアからは消えた。中くらいの街にいけばあるだろうけど、小さな集落では食べるところがどこか分からないのだ。食堂風の空間を見つけたので、そこにいた女性に「Can I eat something here?」と聞くと半笑いを浮かべるだけで、何か作ってくれそうな雰囲気はない。ジェスチャーで食べたい様子を伝えても同じ。それなりにあとから来た現地の人にはなにかおかずを作ってお金を受け取っていた。そのうち相手にもされなくなったので、少しイラっとしてセンキューとだけ言ってその場をあとにした。これは今後苦労しそうな予感だあ。僕の聞き方も悪かったのかもしれないが、カンボジアでは移動中の自炊の用意もしておいた方がイイのかなとも思った。

空はタイよりも広くなった気がする。いや、タイも十分広かったけどなぜだかより広く感じるのだ。集落の間は本当に何もなくて、周りの風景と言えば田んぼの緑か荒涼としたススキ色の牧草地が地平線まで続いている。途中出会ったドイツ人のサイクリストは「ずっとこんな風景ばかりだったからさすがに飽きたよ」っと言っていた。確かに単調といえばそうなのかもしれないが、休憩で立ち止まると果てしない大地と青空の気持ちよさに思わず余分な力が抜ける。

走っているとどこからともなく「ハロー!」と子供たちが声をかけてくれる。シュムリアップまで何十回と「ハロー!」と言われたことか。カンボジアの子供たちはとてもフレンドリーだ、宿に泊まった時も僕はすっかり遊び相手にされてしまった。そういや日本でも田舎に行けば「こんにちは。」と地元の小学生が挨拶してくれることがあったなあ、と。でもやはりカンボジアの子供たちの純粋さや元気さにはこちらも嬉しくなってしまう。思わず走りながらBeatlesの「Hello Goodbye」が口をついて出た。もちろん「Goodbye」を「Hello」に変えて。

というわけど今僕はシュムリアップにいる。居心地の良い宿も見つけることができて、ゆったりとした年末年始を迎えることができそうだ。観光は、まあゆっくりと進めていることにしよう。


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