top of page

地中海にポン酢をかけたなら?

  • 執筆者の写真: Yusuke Mino
    Yusuke Mino
  • 2015年6月4日
  • 読了時間: 2分

苦難のチンクエテッレを乗り越えてたどり着いた「レバント」という港町。5日連続の走行だったこともあり、今日はゆったり休息日。キャンプ場から町に繰り出して散歩してみると、久々僕のアンテナにビビッと反応するものがあった。近くの地中海に面した浜辺も大変美しい。うむむ、これは1泊追加せねばならないな。

20150529_225941.jpg
20150528_193322.jpg
K5300587.jpga.jpg

特筆して書くような出来事はない。林の美しいキャンプ場(1泊の料金が高くて泣きそうだけど)、時間ごとに鳴る教会の鐘の音、公園で遊ぶ無邪気な子供たちの声、心躍るような雑貨や食品を扱う小さな店・・・やはり僕はこれくらいのサイズの街が好みのようだ。気のりしないなら行かない、気に入れば時間をかける。こぎたくなければ電車も使う。「こうでなくてはならない」はいらない、旅はもっと自由であっていい。キラキラ輝く海の前で僕はそう思った。

leva1.jpg
leva2.jpg
leva3.jpg

(レバントで感じた可愛さをハーフサイズカメラ風にしてみました。)

浜辺に座りながらウォークマンで音楽を聴く。この海に合う音楽はなんだろう?木下美里都の「BOY MEETS GIRL」を聴いた、これはドンピシャにきた。続いてブラジルの女性歌手マリアーナ・バルタールのサンバを聴いた。曲に漂うサウダージがまたも目の前の海とマッチした。続いて奄美大島の民謡歌手・朝崎郁恵さんにトライしてみる。NHKーBSの「新日本風土記」という番組のテーマ曲として流れる「あはらぎ」という曲に感動して朝崎さんの存在を知った。民謡とか純邦楽は重苦しいイメージがあって普段は手をつけないけど、朝崎さんの音楽はアレンジが現代的で、若手ミュージシャンとコラボしたり、民謡なのに音がさっぱりしていて聴きやすい。さて、イントロが流れ歌声が聞こえ始めた瞬間、目の前の地中海が突然、土佐の桂浜のような趣に見えてきて思わず笑った。ポモドーロを使ったパスタにポン酢をかけたような「和風」感。これはこれで悪くない。

20150529_032838.jpg


アルプスを自転車で越えるということ

アルプスを自転車で越える。そんなことは可能なのか?自転車が走れる道自体あるのかもよく知らない。でもツール・ド・フランスやジロ・デ・イタリアなどのサイクルレースでもアルプスを自転車で走っている。そして僕の好きなサイクリストの先輩夫婦もやはり自転車でアルプスを旅されていた。しか...

 
 
 
イタリアに手紙を送るなら

とうとうイタリアを離れる時がすぐそこに近づいているようだ。マッジョーレ湖のキャンプ場にいる、スイスとの国境からそう遠くない場所だ。例の場所が近づいているせいか、湖の周りにはこれまで見たことの無いような巨大な山々が周りを囲んでいる。例の場所とは?それはおいおい述べるとして、イ...

 
 
 
bottom of page