ボタニカル・ライフはじめました。
僕は植物が好きだ。日本にいる時、カバンの中にはよく木のポケット図鑑を入れていたし、雑草・野草の類は特に好き。見るだけでなく、花や野菜を育てることもあるし、好きが高じて園芸屋で働いていたこともある。今回はクライストチャーチにおいて、僕のラブ・ボタニカルについての特集なのだ。 以前、桜特集で取り上げたハグレーパークのボタニックガーデンにすっかりハマってしまい、桜が終わった後も時々通っている。
広い園内ではエリア別に様々なテーマで多種多様な植物を観察でき、植物好きにはたくさんの発見があるだろう。またリズム感ある植栽の巧みさにも思わずうなりをあげてしまう、園芸好きであれば多いに参考になると思う。街の喧騒を忘れる穏やかな空気が流れており、園内を流れる清らかなエイボン川の畔に座れば時を忘れてしまいそうだ。
クライストチャーチが「ガーデンシティ」の名を持つ由縁は市内に数多くの公園があるからということだが、前の日記でも紹介した通り、NZの人口密度はたいへん小さく、南島最大の街であるチャーチでさえ、個人宅の庭の広さが日本に比べてずっと広い。さらに庭木や園芸に力を入れてるお宅が多く、元々「お宅の園芸ウォッチング」が趣味である僕としては街を走らせているだけで楽しくて仕方がない。さすがに人様の敷地に入ったりはしないけど、可能なら見学させていただきたいくらい素晴らしいお庭が多い。
見るだけでは事足りず、ついに育てるところに手を出してしまいました。現在お世話になってるお家のお庭の一部を拝借頂けるとのことで、堆肥を入れて耕し、畝を作って、夏野菜の苗を植えました。久々に土に触ると気持ちよく、心と体にとても良い気がする。仕事がお休みの日はカフェ巡り、自転車、料理、園芸と、これって日本でやってたことと全く同じではないか。こうもっと若者らしい遊びというか、例えばクラブでブロンドヘアーのチャンネー達とダンスパーティーみたいな日が僕にもやってくるのか?いや、ない(反語)。人との交際費が全くかからないので、貯金には良い。もはや隠居のご老人みたいね。
(糠漬けがかなり良い味になってきた。それなので今育ててるナス・キュウリはなんとしてもよく育ってほしい。)