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ほな、またそのうち。"See you later"


At last,the time I left NZ came.I had lived there for just a year and spent lovely time.Before leaving,I enjoyed meeting up my friend,cycling at Port Hill,and wandering around botanic garden in Christchurch.Those places are what I've liked and visited many times so far.I really miss NZ and want to come back one day.So I won't say "Goodbye". I will say "See you later".

南米自転車旅への時間待ちと、資金稼ぎのためやって来たニュージーランド。半年の滞在予定が、生活や仕事が充実していたので結局はワーホリビザの1年丸々残ることに。その1年も終わりが近づいてきてきたようだ。退職後は近場を2,3泊で小旅行と考えていたのですが、その程度の日数では遠出も出来なければ、中途半端な旅になりそうで、熟考の末、愛するクライストチャーチでゆっくりと時を過ごすことに決めたのである。

クライストチャーチの南側に"Port Hill"と呼ばれる丘がある。街を見下ろす観光向けのゴンドラや無数のトレッキングルートがあり、市民からも愛されている。舗装路も数は多くないが整備され、サイクリストが集う。僕もそのうちの一人で、見る度に走りに行きたくなるので勝手に「ムラムラ山」と呼んでる話を幾月前にも一度書きました。

小旅行が実現しなかった変わり、この丘にもしばしのお別れと、コースを変えて2回走りに出かけた。丘の上から見える景色はいつも格別。Summit roadから見えるのは、西日に輝いた町、丘に揺れるカレックス、扇状に伸びるペガサス湾。Dyers PassからBanks Penninsuraの間にある内海は信じられないほど蒼くて、いつ見ても神秘的だ。Port Hillは傾斜がきつく、いつも顔を歪ませて自転車を押して登る。しかしこの景色を見る度に、その苦労を忘れ、性懲りもなくまた来てしまうのだった。

「ガーデンシティ」と呼ばれるクライストチャーチにはいくつもの広い公園があることで知られているが、町の中心に位置するBotanic Gardenと呼ばれる植物園には、庭好きである僕が何度も通いつめてきた、町で一番のお気に入りの場所だ。計算された造園設計、四季を通じて装いを変えていく植物を見ては、いつも発見と癒しをもたらしてくれた。退職から出発までの9日間のうちに、僕はここに3度も足を運んだのだ。

日本にいる時から人付き合いは控えめであるが、NZで1年を終えるころには気付かぬうちに、たくさんの知り合いが出来ていた。その人たちにも挨拶巡り、途中お気に入りのカフェで一息つきながら。

(一緒に住んでた猫との別れが一番寂しかったりする。)

出発直前にバタバタするのはもはや定例となっているが、今回もやはり家を発つ5分前にやっと荷造りを終えた。1年一緒に暮らしたむこうの家族とのお別れはもう少ししんみり泣けるものだろうと思っていたが、荷造りと空港でのチェックインですっかり満身創痍(?)になっていたため、空港ではアッサリ笑ってお別れした。むしろ荷造りしてる時や猫と別れる時に一人でホロホロときた。イイ意味で気を使わない人たちだった、この人たちだったからこそ、ここまで楽しくやれてきたと心から思う、ありがとう。

NZに1年いたことに関しては言いたいことがたくさんある。でも言葉にすると安っぽくなってしまいそうなのであえては言わない。かといえ、サヨナラとも言わない。だからこう言うことにする。

「ほな、またそのうちな。」

僕は1年7カ月ぶりに日本に帰ってきた。

一応言うとく、旅はまだ続く。


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