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Japan Stage 始まる "Re:Start"


I was going to travel in South-America from November,2016.However, I decided to change my schegule for some reason. I was confused little bit for a little while. But now feel comfortable and think that it's really good for me because I can grow up myself and spend time with my family and friends. So next journey is probably next season,2017.I will show Japanese photo and a few sentence for this year.

ニュージーランドから日本に帰国して2カ月近く。そろそろ何か書いてみようかと思った次第である。

長ったらしく書くつもりはありません。11月より出発する予定だった自転車旅アンデス・パタゴニア編は1年丸々延期することにした。それに伴い、3カ月の滞在予定だった日本には丸1年滞在することになるでしょう。今は仕事を見つけ、働き始めています。

一応理由あっての延期なのですが、最初は困惑したものの、1ケ月を過ぎてようやく心が収まってきて、今では日本に1年とどまることは良いことであるに違いない、自分と周りが成長する良い機会なのだろうと思えるようになりました。

もう僕も良い年になってきました。今までの自由奔放な生き方に、後悔や焦り、周りへのコンプレックスなどの感情が無いわけではありません。これからどうやって、なにをして食って、生きていくのか?人間、この世に生を受けた瞬間から死に向かっていくわけですが、僕とて野たれ死にというのは本望ではない。しかしやりたいことを我慢して、ごまかして生きていくほど器用ではありません。この「やりたいこと」というのは自分の中に大小いくつかありますが、今語るべき「自転車旅」については、とかく人様に迷惑をかけることではありません(周りの人間は心配するでしょうけど)

なら、やるでしょう。やらずして生きていく人生は無いとも思ってます、それだけ真剣なのです。生きていくためのアクションはその後からでも、まだ遅くはないはずだ。

「旅行なんていつでも」というセリフはよく聞きますが、感情が一番高まっているこの時に旅をすることが、自分にとっては大事なのです。とりわけ、アンデス山脈なんかは4000mの峠が幾度も立ちはだかるというので、体力があるうちでないと出来るはずもありません。ただ一番の理由は、今旅したくてたまらないから。理由はそれで十分でしょう。

帰国した当初といえば、日本は猛暑が始まったばかりで、困惑した頭にこの暑さでしばらくは何もなすことが出来ませんでした。また、ニュージーランドの生活が充実していたこともあり、帰国して自分の国に対して逆にカルチャーショックを受けるような感覚があり、1年半ぶりにかえってきたというのに、喜びも懐かしさも感じず、何か食べても味がしない。そんな日々が続きました。

旅は人を強くしたりしません。帰国してしばらく、自分の心は相変わらず、これほど弱く脆いままなのかと愕然としました。そんな情けない状態の間に、たくさんの地元の、または旅先で出会った友人と再会しました。こんなどうしようもないアホんだらに、何一つ文句も言わない寛大な家族。彼らのおかげで僕は生きていける。

僕の旅の先輩はこう言ってくれた「まずはおかえりなさい。無事に帰ってきたというのはすごいことなのだ。」と。僕は日常でも旅先でも常に手を合わせて感謝を抱き、生きているつもりであったが、しばらくそんなことも考えられずにいた。今も先輩が言ってくれた言葉は、理解しようと努めていても、まだ心に浸透はしていない。それはまだ旅の途中であるからだろう。きっといつかと胸に収まる日が来るのだろう。その時までも、日々の感謝はやはりかかせない。

時間はかかりましたが、ブレブレだった自分の頭の中もようやく整理がついてきて、今進むべき道が靄の中から見えてきました。暑さはやわらぎ、秋の雲が天高く夕日の残照を受けてオレンジ色に染まる空に、胸の中から喜びを感じることが出来るまでになりました。

もう一度、僕は旅に出る。(いや一度とは言わずにやってもいいなら何度でもいいとも思う、大なり小なり。)

心ふるえるような、地球の景色を、大きさを、ペダルの上で感じたいのだ。

「さすらい喫茶」の旅は続きます。2017年北半球の秋に日本を発ち、南米を旅して、これで一旦アジアから始めた自転車旅はフィナーレを迎えるでしょう。その後はニュージーランドでそうしたように、再び海外でも働く予定で、現在も細々と英語の勉強を続けております。次に働く時は電話が聞き取れないから同僚に変わってもらうなんてことはあってはならない、周りと対等もしくは上に立つレベルを目指したい。

僕にとってはまた勉強の1年、Japan Stageと呼ばせてもらおう。旅をするわけではないので、見ていただいてる方にはつまらないかもしれませんが、しばらくは日本の暮らしや旅、コーヒーのこと、ここでささやかに紹介していこうと思います。(これまでの旅をまとめて何か新しいコンテンツを作る・・こともあるかもしれません。)

それでは「本日も、さすらい喫茶」をこれからもゆるゆるとお見守りくださいませ。


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