top of page

夏と珈琲 "Brew in Summer"

Currently I'm into roasting coffee beans.However, commercial roasting machine is really expensive,so I'm trying to roast with simple tool like metal basket that has a handglip.And then constantly shake it on stove without stop shaking.That way beans will evenly turn attractive brown.I'm working coffee shop where runs cafe and treat coffee beans that we roasted.I'm craving oppotunity to take commercial roaster,I should take advantage of it. And enjoying new extracting tool called "Aeropress" and electolic grinder helps me to brew coffee easily.

Visited 2 famous cafe in Tokyo came from overseas.One of them is "Blue Bottle",US.They has contributed among third-wave coffee movement.I felt Blue Bottle in Kiyosumi-Shirakawa was so stylish and brewed coffee with paper filter tasted good.Another one is "Allpress",NZ.When I stayed in Christchurch,NZ,I visited many cafes to drink coffee there.I can remember Flatwhite of Allpress had high quality.Allpress in Kiyosumi-Shirakawa also served good coffee as expected and I liked staff's hospitality and modern architecture.

帰国してからのコーヒー生活について。

大きなところでは、現在非常に「焙煎」にハマっております。とはいえ、小規模店で使える1kgのロースターでさえ軽自動車が買えるようなお値段。電気式の家庭用でさえ数万円します。しかし「焙煎」というのは単純に豆を「煎る」だけの話です。僕が現在実践している焙煎法はいわゆる「手網焙煎」というものです。フタ付きのザルに取っ手がついたような非常に単純な代物で、お値段は2千円程度。コツさえつかめば、非常に香り豊かでフレーバーを感じられる焙煎をすることが可能です。豆を入れた網を火の上でシャカシャカと20分、焦げないようにひたすら振り続けます。20分間網を振り続けるというのは決して手軽な行為ではありません、体はこってくるし、夏にやると全身汗ダクです。しかし黄緑の豆が、内部で徐々に化学変化をおこし、その身を褐色に変えていく様はワクワクします。焼きあがった豆を見るともうニヤニヤが止まりません(変態ですね)

今後、焙煎の勉強・技術習得をしていきたいと思っていましたが、いくら文献を見ても眠くなるだけですし、ロースターを見学しても実際自分が触ってみないと感覚はつかめないままですが、この手網焙煎は焙煎の過程を理解するのに、非常に有効な方法だと感じます。事実、手網で焙煎を始め、ゆくゆく本格的なロースターにステップアップするという人も多いそうです。現在の職場は焙煎機があり、20数種類のストレート・ブレンドを販売している、僕にとっては夢のような場所なので、この1年で本物の焙煎機に触れる機会を虎視眈々と狙っていこうと思います。

自分で焙煎した豆ですが、家で飲むだけでなく、キレイに包んで友達にプレゼントしたり、イベントなどで出店出来ないかなど、色々考えて楽しんでおります。

新しいコーヒー道具も手に入れました。 「エアロプレス」と呼ばれる、近年コーヒー好きの間でモテモテの抽出器具です。これはNZを出る前に誕生日プレゼントとして、一緒に住んでいた家族からいただいたもの。コーヒーをお湯に浸し、ピストンのように空気圧をかけて液体を抽出します。味わいはクリアで、豆の個性を引き出しやすいと言われています。淹れ方の微妙な違いで、味に変化をつけることもでき、エアロプレスの世界大会なんかもあるくらいです(コーヒーの世界では様々な種類の技術大会があります)。

豆を挽くのはこれまで手回しでしたが、電動グラインダーを導入したことでコーヒー生活が一気に快適になりました。海外メーカーの"Varatza"が出している"Encore"という機種、日本ではMeritaが代行して"Vario-E"という名で販売しています。お値段は2万弱と少々しますが、毎日美味しいコーヒーを飲みたいと思っている方には絶対オススメします、圧倒的に楽になるので。またこの機種の素晴らしいところはエスプレッソからドリップまで挽き目をこれ1台で賄えるところです。挽きの均一性は業務用には叶いませんが、お家で使うのに、この値段でこの性能は十二分価値があります。

旅に出ている間、大阪にもたくさんのコーヒーショップがオープンしたそうです。中でも心斎橋のアメリカ村にある小さなコーヒースタンド「Lilo coffee roasters」はアイディアが豊富で非常に興味深く、もう何度も訪れています。

僕の住んでいる場所上、北摂(大阪の北のエリア)にはあまり足を伸ばしませんが、北摂で有名なコーヒー屋といえば「HIROコーヒー」さんで、何店舗もあるうちの伊丹のロースタリーでは不定期でコーヒーの「カッピング・セミナー」が催されています。「カッピング」とはコーヒーの品質を評価すること。生産地で出荷される前に行われるのはもちろん、ロースタリーでも行われ、焙煎度合いの確認などにも有用です。これまではブラジルの豆なら「ブラジル」と一括りで出荷されてきたものが、近年では「シングル・オリジン」と言われるその国のどの農園が作ったものかなどがフィーチャーされる傾向になり、良い豆を作る農園にはもちろん良い値段で取引されるため、生産者側がより品質の高いコーヒーを作ろうと、良い傾向にあるといいます。HIROさんのカッピングに前回参加したのですが、コロンビアで5つの違う場所で生産された豆を比較しましたが、すべて味の違いがハッキリしていたので驚きました。カッピングの面白さに目覚めただけでなく、HIROさんで働かれているスタッフさん達のホスピタリティも素晴らしく、また必ずカッピングに参加したいと思わせてくれました。

そろそろ最後にしようか。東京に行った時に訪れた"Blue Bottle"と"Allpress"のレビュー。"Blue Bottle"は近年のUS西海岸で生まれたサードウェーブ・ムーヴメントの雄で、2年前に東京に進出して、ちょっとした黒船来航のような騒ぎとなり、たいしてコーヒー好きで無い人も巻き込んで何時間待ちの「行列」がしばらく続いたと言います(流行りもの好きの日本人らしい話であります。)あのころよりは落ち着いてきたとは言え、連休中だったこともあり、店内の席は座れずテイクアウェイカップで外で飲みました。ブレンドの「ドノヴァン」は程よい酸味、甘味とコクも感じられて美味しかったです。清澄白河のお店はゆったりお茶を楽しむような造りではありませんが(青山や新宿店は未確認)、コーヒー好きなら一度は訪れたい店であることは間違いありません。

"Allpress"はNZ発祥のカフェで、UK,AUS,そして東京にも直営店を出しています。Christchurchでたくさんのカフェに行きましたが、Allpressのフラットホワイトが上位に入る美味しさだったのです。モダンな木造の建築が格好良い。久々にチューリップカップで出てくるフラットホワイトも美味しかった。スタッフさん達も明るくフレンドリーであったし非常に良い印象です、近くに欲しい。

どちらの店も繁華街とかでなく、清澄白河という穏やかな下町を選んだってのが面白いですね。清澄白河はカフェや伝統的な工芸品も含む雑貨店、またアートギャラリーも多いそうで、非常に興味深い町でした。

コーヒーのこと話すと止まらないのでこの辺で。前回の日記も含めて夏のことは書き出したつもりなので、次に物書きの風が心に吹くであろう、秋の終わりごろにまた。

(Blue Bottleで購入したドリッパーでbrew at homeな動画)

(Tekapoの星空ショートムービーも作りましたのでこちらも是非☆→Stargazing in Tekapo


bottom of page