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体育会系サイクリストに俺はなる?"Can be strong cyclist?"


Matucana was pretty and calm town,I liked it and stayed two days.And next,went to San Mateo.It was just 20km from Matucana,however I have to get used to high altitude little by little.San Mateo is located 3200m altitude.At the time,I met with French couple cyclists.They seem to travel on almost same routes as me.I was accepted to travel few days with them. Alex is very reliable and kind man.Marie is very tough,although she is girl.And she respect nature and people.Marie can speak Spanish very well,so I almost depended on her to communicate with local people and they are good at organizing everything how we can get storong against high altitude.We tried trecking two times.At first time,we elevated more than 1000m up.It was too much working hard,I had strong headache and felt bad to my stomach.I thought maybe I could bothersome them,but they didn't refuge me.They also felt sickness.At second time,we finally got good feeling at 4500m altitude. We were going to tough route avoiding Carretera Central that is with too much traffic.I'm originally cyclist who will not try hard.However I may become strong cyclist with them.We'll see.

Matucanaには2泊した。町には穏やかな雰囲気が流れていて、僕は大都市よりこういうコンパクトな街並みが好みだ。写真を整理したり、近くのトレッキングコースを散歩したり、路上で売ってる素朴なアイスクリームを舐めてみたり。あとやっておきたかったこと、食堂のメニューを写真に撮り、後からインターネットで単語を調べ、どういった料理かをあらかじめ知っておけば、食べたい物がピンポイントに食べられるというわけだ。頼んでみて何が出てくるか待つのも楽しいが、体調悪い時などに「肉・肉」「芋・芋」な料理だと疲れますからね。

(2枚目"Tallarin saltado"醤油系の焼きそば。 3枚目はペルーの川で穫れるTrucha(マス)のハンバーガー。

4枚目"Pollo frito" polloは鶏肉、fritoは揚げ物。最初はこの肉肉応援団に戦々恐々だったが今はペロリと行けます。)

Matucanaを出て次の町 San Mateoへ。距離にしては20kmだが、Matucanaから800m登って標高は3200mに達し、この辺りからはゆっくりと高度順応していかないといけない。Carrteral Centralの道は舗装が綺麗だし坂道もゆるやかなので走りやすい一方、大型トラックの往来が多く、わざわざ僕のためにみんなが避けてくれるので申し訳ない気分でもある。

(2枚目、Matucanaの宿、どこの宿も安くても部屋はキレイにしてます。4枚目、道路工事の信号待ちの間にスナックや飲み物を携えた売り子がたくさん、標高3000mを超えても商魂たくましい!6枚目、めちゃくちゃ話しかけてきた可愛いおばあちゃん、80歳だそう、元気!)

昼過ぎにはSan Mateoに着いてしまった。「もうちょっと行けるんちゃう?」「そろそろキャンプにトライしてみる?」そういう発想が出てきた自分に驚いている、昨日までドン底にいたというのに。しかしそこはヘタレな性格なのでSan Mateoで宿探し。Matucanaの宿はちょっと高かったから(40ソレス=約1500円)20~30ソレスで無いか聞き回ってみよう。リマで滞在が長引いた分節約していかないと。そうこうしている時、道端で自転車をいじる2人組を見つける、すぐに同族のサイクリストと分かった。彼らも僕に気付くと手を振ってくる。フランス人のカップルのアレックスとメアリー、昨日リマの空港に着いて、バスで直接San Mateoまで来て、ここから自転車旅をスタートするようだ。この後の旅程がほぼ僕と同じで、さらにこれから彼らが走るルートがまさに僕が行く予定だったルートだという。しかしアップダウンが激しく未舗装で集落も少ないハードなルートなので、僕の少ない経験値では危険だろうから諦めてこのままCarretera Centralを辿るつもりだった(どっちにしても標高4900mまで上げるのでハードには変わりありませんが)。でも彼らが行くというならチャレンジしてみたい。聞くと彼らは快く受け入れてくれた。女の子のマリーはフランス語と英語だけでなくスペイン語もペラペラなので、現地人とのやり取りは全てこなしてくれる。男のアレックスはスペイン語はメアリーほどでは無いが僕よりはずっとマシで、サッカー監督のユルゲン・クロップに似た、判断力のある頼もしい男である。彼らは本当に下調べを入念にしていて、これから行く全てのルートの地図や標高データなどコピーしたものをファイリングしていた。さらにメアリーは言う。

「私たちはこの辺りに数泊しながらトレッキングをして高度順応して、その後サイクリングをスタートしようと思うけどあなたもそれでいい?」

ハイ!問題ありません!って僕の方が彼らより年上なのに金魚のフンみたいに頼り無いのはいかがなもんか。ひとまず彼らの足をひっぱらないようにだけはしないと・・・。

翌朝、僕たちはタクシーで標高3600mまで上げてそこからトレッキングを始めた。これまで見上げてだけいたアンデスの山々を今は同じ目線で眺めていることに不思議を感じた、なんと壮大な景色だろう。マリーが逐一GPSで標高を教えてくれるのだが、標高4000mまでは特に何も感じなかったが、それを超えてからは空気の薄さを感じ始め、4300mあたりからはいよいよ歩調が乱れてきた。我々はとある湖を目指して歩いていたのだが、道を見失い結局4600m地点で引き返すことにした(あとから聞いた話、トレッキングのスタート地点で地元の人が指示した道が間違っていたらしい、どないやねん)。この日の最高地点では軽い頭痛と胃の不調でバナナ1本しか喉を通らず、長い帰り道も息絶え絶えで、San Mateoの宿に帰り着く頃には頭痛は増し吐き気を催し、完全に高山病にやられていた。

「あかん、これは絶対足手まといになる。」

やはり着いていかない方が賢明だろうか?一人でそう考えていたのだが、元気そうに見えた彼らも相当やられたみたいだった。「迷惑かけたくないんよね。」そう僕が言うと彼らは「何言ってんの。一人でも多い方が心強いじゃない?それにCarrteral Centralは車が多くて危ないから、私たちのルートで旅した方がいいわ。」とのことで、僕はまだしばらく彼らと行動することにした。

(売店とか色んな場所で売ってる真っ赤なゼリー。プルンプルンで案外美味しい。オーガニック派なメアリーはこういうケミカルなお菓子は食べたがりません。)

翌日はTiclaという標高3800mの町に移動して宿泊。その翌日に再び別のルートでトレッキングへ。今回も前回と同じく標高4600mまで上げたが、前回のような体調不良には至らず(帰る頃に軽く頭痛はありました)、おそらく高地に慣れてきたのと、代謝を促すための水分補給をこまめに行っていたからだろう。

「さあ、明日はいよいよサイクリングを始めるわよ。」

文系サイクリストは体育系に進化したのか?待てよ次回。


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