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この道は"Feliz"に溢れてる "The route with happiness"


I started cycling again from Uripa and crossed pass and camped at the day.My health condition was completely cured.

I'm not strong cyclist and normally avoid "free camp".But in Peru,I'm often forced to camp somewhere because tough mountain route makes my day-plan change.Now I'm getting used to camping anywhere and enjoy it.When I look up to the stars having hot coffee,I really feel happy.

One of the reasons I wanted to travel in Peru is meeting with local people who live opposite side of planet and wear beautiful clothing. There was one interesting story.

When I was going to small village to eat something,I found restaurant that looks poor and almost outdoor on the road.I had curious and tried their cooking.Two women cooked and gave me fried Trucha and lots of boiled potato. It was simple,but so yummy.When I took a photo of them cooking,one of them said,"Don't take picture of me.You will post it on internet,right?"I apologized her at the time.But we enjoyed talking and after leaving there I said,"I won't post picture of you,Don't worry."Apparently she had credit of me and ended up playing to God for me.I was moved because they sincerely accepted me.I think I travel by bike to see the moment like this time.

Andes route in Peru was so hard,but it has so many happiness on the way.Finally I arrived at Cusco,it means "big goal"of riding in Peru. I will enjoy few days around Cusco.

1週間近く続いた体調不良を乗り越え、Uripaという町から自転車旅を再開することにした。病み上がりにして標高を1000m上げ、その日はキャンプまでした。もう大丈夫だ。

ペルーを旅し始めて間もない頃は、楽しめてない自分に困惑した。それはこれまでに無い感覚だった、だって僕は自転車をこいでるだけで本当に口元がニヤける程ハッピーになれる人間だから。なぜこんなしんどい事をしているのか疑問だったし、早く時が経ってそれなりの結果を出したら日本に帰って美味しいご飯が食べたいとばかり考えていた。今は靄が晴れたように、いつも通りの「楽しい」という感覚が戻ってきたし、それだけ余裕が出てきたということだ。

(雨が降ってもこのハッピー顔、アホです。)

僕は小心者なので多少お金をかけても、宿やキャンプ場を利用することが多かった。キャンプ場ではなく、自分で場所を見つけての完全な野宿はこれまで両手で数え切れる程しかなかったが、殊にペルーでは2日に一度は野宿をしているのだから自分でも驚きだ。ペルーの物価からして投宿してもそれほど高くはつかないが、僕のひ弱な脚力では町に辿り着かないこともしばしば、キャンプを与儀なくされる。幸いペルーは野宿場所を見つけやすく、特に標高を上げる程に集落や畑が少なくなり、道から外れた緩やかな斜面の牧草地にテントを張れば、僕は大いなる自由を手に出来る。お湯を沸かしてる間に野菜を切りパスタをゆがく。煌々と輝く月や星の下、丁寧に点てたコーヒーの薫りに包まれる時、僕は言葉にし難い幸せな瞬間を覚える。

(出発前にその日の標高プロフィールを確認する。)

難点を挙げれば、持ち運べる水や食料が限られているので調理の幅が狭いこと。パスタをゆがく水が少なくてヌルヌルの麺に仕上がった夜は少し悲しいものになる。物価の高いヨーロッパを旅していた時、レストランに行かずに毎日の食が充実していたのはキャンプ場でたっぷりの水が使え、スーパーマーケットでは豊富で新鮮な地元食材を使って調理出来ていたから。あの時はキャンプ場で手捏ねハンバーグや手打ちうどんとか作ってましたからね。今はパスタやラーメンといった乾物と、調味料は塩・コンソメ・醤油・時々トマトソース、あとは日持ちのする野菜のみ。これだけで旨味の詰まった一皿を作るのは少し難しく、あくまで非常食、言葉悪いがエサのように胃に流し込む日もある。クスコに着いたら不要な荷物を整理しよう。標高を上げたり下げたりのペルーが終われば、今後はキャンプ飯を今より充実させたいと思う。

(昼間、道端で作った野菜たっぷりラーメン。いただきまーすと言った瞬間、後ろで大きな雷音。お天道様には逆らってはいけないけどこの時ばかりは「飯ぐらいゆっくり食わせろ!」と悪態つきながら身をかがめて麺をすすりました。)

目的地にペルーを選んだ理由は、美しい民族衣装に身を纏った女性や、日本から見て地球の裏側で我々と異なる生活をする方たちと交流してみたかったから。それはすでに幾度も叶っているが、ある日こんな出来事があった。

その日、僕は峠の向こうにある小さな町で昼食を取ろうと考えていた。その手前で失礼ながら、今にも崩れそうな屋根だけのオンボロ小屋が道端に軒を連ね、それはどうやら食堂のよう。町ではまともな食事が手に入るかもしれないが、僕はその青空食堂を見過ごすことが出来ず、そのうちの1軒を訪ねた。2人の女性は薪で火を焚き調理をしている。そう、こういう素朴な台所風景を見てみたかったのだ。

「写真撮っていい?」

許可を得て、最初はフライパンの中だけを撮影していたが、少し後ろに下がって女性の後ろ姿も捉えた瞬間、一人のオバチャンが語気を強めてこう言った。

「私たちのことは撮るんじゃない。どうせ撮った写真をインターネットに上げて悦に入るんだろ?」

よ、よくお分かりで。。とりあえず謝ってその場を収めた。出来た料理はトルューチャ(マス)のから揚げと、たっくさんの湯がいたジャガイモ。カラっと揚げられたトゥルーチャは骨まで全て食べられ、唐辛子ペーストをつけながらトゥルーチャとジャガイモを交互に口に運んだ。ここの女性たちは調理したものをプラスチックの容器にストックして、道に車が近づいてきた瞬間、一斉に小屋からたくさんの女性が飛び出し、皆同じ「トゥルーチャ飯」をドライバーに勧めに行く様はなかなかの迫力で、生きることへの執念を感じた。

「1日何食売れるの?」そう僕が野暮な質問をしたら、 「いいからもう一皿買え!」と返された。はい、すみません。。

オバチャンと談笑しながらトゥルーチャ飯を平らげ、去り際に「さっき撮った写真はネットに上げないから心配しないでね。」と言ったことが信頼に繋がったのか?オバチャンが「ちょっと待て、お祈りしてあげるから。」と言った。僕たち3人は円陣を組み、言われるがまま両手を天に掲げ、やがてキリスト教に基づく祈りの祝詞が始まった。

「ツラくなったらいつでも天を仰いで祈りなさい。気を付けていくんだよ、Feliz viaje(幸せな旅を)」

陽気で親切なペルー人とはこれまでもたくさんの交流があったが、また一つ忘れられない思い出が出来た気がする。こういう瞬間のために僕は自転車で旅をしているのだ。

(料理の写真を撮ることは何も言われなかったので、この写真はセーフでしょう多分。)

2000m標高を上げたら2000mまた下げて、そんな峠が2度3度と続いた。犬たちには毎日追いかけられるし、シャワーを何日も浴びれなかったり、疲れて足が動かない時もあり、アンデスの道を旅するのはやはり伊達では無かったが、道端にはFeliz(幸せ)とAregre(喜び)に溢れていたことも確かだ。しかし僕が感じる幸せはきっと一つ一つは小さなもので、幸せの感度を上げるには、謙虚さと感謝の心を常に持っておかねばならない。不本意な思いをする日もあらば、やはり自然と生き物と人を尊敬しながら、これからも旅路を歩んで行きたいと思うのだ。

(1枚目、ジャガイモの花と菜の花の美しい共演 2枚目、コンドルと思しき鳥を時々見かけるが、高い所を飛ぶので写真にするのがいつも難しい。 3枚目、犬も可愛いやつは可愛い、触りはしないけど。コイツは僕の食べてたサンドイッチにじっと熱視線を浴びせてきました。 4枚目、峠の上でファンキーなオジサンに出会う。そうか、これが噂のヒップスターという人種か(違う) 5枚目、猫は良い。 6枚目、馬も良い。)

リマを出て1カ月と数日、当初は成せば奇跡と感じていた目標の街Cuscoに僕はついに辿り着いた。

自転車旅のペルー編はここにほとんど完結したように思う。というのもここまでお金と時間を使い過ぎたので、ある程度バスで残りの道とボリビアの一部はスキップする予定だ。

クスコは久々にツーリスティックな街。クスコの街とその周辺のアクティビティを数日かけてゆっくり楽しみたいと思う。


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