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乾きと湿り "Dry and Wet"


I visited two touristic place related with mountain and if I describe it was literally "dry and wet".

First one is "dry"side.These days more tourists have visited "Rainbow mountain".But actually it was hard trekking because you have to walk from altitude 4500m to finally 5000m.I was OK because I've traveled with bike among high altitude.But many normal tourists seemed to be struggled in thin oxygen and high altitude sickness.Scenery from high point was so nice.Not only "rainbow part",wide panorama marble texture ground,snow mountains were also beautiful.

The tour included go-back by bus,breakfast-good quality lunch,English guides and of course nice scenery. It was 70 soles(25 us$)I think good cost performance.

Second one is "dry"side and everybody knows "Machu Picchu".But I felt negative to go there because everything is so expensive and take 2 or 3 days to visit.And I've already watched too many times of photo of famous angle of Machu Pichu. I thought it may not give me more inspiration over my expectation.

But I went there because I don't know when next opportunity to come to South America,it's so far away from Japan.I chose "Cheapest way"it's taking local bus,walking three hours along rail way,cheap hostel,cheap restaurants,and getting to ruin from village by walk again.However,I wasn't too much moved.I think there is worth to visit and beautiful.But for cyclists,we may prefer scenery on the saddle because bike travel needs us "process".I think this "process"makes us look scenery more beautiful.Or simply I might have hated to pay much of money.As a result,enjoyable or not to visit there depends on person.Of course,beautiful place.

クスコを拠点に訪れた2つの山の話。「乾きと湿り」とは文字通り、山の湿度感のことです。

まずは「乾いた」山の方から。クスコを訪れるツーリストに最近人気と言われる通称「レインボーマウンテン」。地層の重なりから、その名の通り虹色の山肌が見えるという。クスコで知り合った日本人の女の子が、ツアーに行きたいけど言葉に自信が無いらしく、僕も手助け半分、興味半分で同行することにした。出発前に調べてみるや、標高4500m地点からトレッキングを始めて最終的に5000mまで上げるハードな道のりのようだ。

今回は1日ツアーを利用し、バスは朝の3時半にクスコ発。約4時間揺られて拠点の村で朝食を取ったらガイドの説明を聞く。高山病や低い気温の話をした後、コカの葉やステッキは売店で売ってるよと商売トークに熱が入る。それなりの山装備をしてきたので余計なお金は使わずに済んだ。

標高4000m以上では当然ながら高山病リスクがある。しかしそこは観光客が集まるレインボーマウンテン。トレッキング開始地点から終了地点付近まで乗馬で上がることが出来る(相場60ソレス、約2000円。ちなみに最後の最後で馬から降ろされて自分で歩かなければなりません)。標高100mも上げることが出来ず馬に乗り出す人が続出、同行のアユミちゃんも早々と諦めたようだ。僕も久々に高い標高なので少し不安を感じていたが、アンデスを自転車で旅して来ただけあって、多少息は上がるものの、苦しむ一般ツーリストをゴボウ抜き。ガイドと談笑しながら楽しく登山。初めて欧米人達に勝った気がする。

トレッキングの最高地点まで歩き振り返ると、確かにそこには虹色の山が。地球という星は我々の想像を遥かに超える不思議と造形美に溢れている。虹色部分はほんの一角だが、その周りの地平線まで広がるマーブル模様のパノラマや壮大な氷河もまた美しい。下山後の食事が山奥とは思えない程に豪華で、70ソレスで1日これだけ楽しませてもらえて、手を合わせたくなるほど有難い気分にさせてくれるツアーだった。

次は「湿り」の山。かの有名なマチュピチュ遺跡です。インカ帝国時代に築かれた山奥にひっそり佇む神秘的な光景・・。生きてるうちに一度は見たいと多くの人がそう願う人気の観光地ですが、すでに写真で見過ぎて、目の前にしても想像を超えない気がしていた。自転車で通りかかる場所なら良いが、遺跡付近の村に至る途中から登山道だけになるため、何かしら交通機関を使わないといけないのが個人的に気に食わない。さらに言えば付近の物価も入場料も高く、僕にとってはネガティブ要素だらけ。しかし「せっかく近くに来たのに後悔しないか?」という微かに存在したミーハー心が結局マチュピチュの旅へと僕を向かわせることになった。

マチュピチュ以外にもいくつか寄る場所があるので、今回はクスコの宿に自転車や余分な荷物は預けてのバックパッカー旅。アクセス方法は数あれど、当然ながら一番安いと思われる方法を選ぶ。クスコから「コレクティーボ」と言われる小さな乗り合いバスを乗り継ぎをしながら「Hydro Electronica(水力発電所)」でバス旅は終了。ここからマチュピチュ村まで一般道が無く、線路沿いを3時間歩く・・これが安くマチュピチュへに向かうバックパッカー達にポピュラーな方法。ちなみに一般の人は普通、電車でマチュピチュに向かう。当然楽だがこの電車代がとても高い。

(途中のバスで仲良くなったアイルランド人のジェフ君。夕暮れ迫る線路沿いの道で、彼のスーパーハイペースのお蔭で暗くなる前に村に着くことが出来た。ちなみに予約していた宿は雨漏りするからと宿泊を断られた、んなアホな。)

細かい過程は省略する。翌日早朝、僕はいよいよマチュピチュ遺跡と対面の瞬間を迎えようとしていた。想像を超えて来るだろうか?・・・結果、超えなかった。その有名なパノラマが見えた瞬間、僕は小さな声で「あぁ。」と呟いただけ。あまりにも感動が薄すぎて自分でも戸惑いそうだった。原因はマチュピチュにあるのでは無い。感動に値する景色と歴史があり、周りの人達は皆歓喜に湧いていた。おそらく自分の中の感動ラインに至るまでの「プロセス」が足らなかった。実は最後の最後で楽をした。マチュピチュ村から遺跡まで、バスに乗って向かうのが一般的だが、険しい山道で至る方法もあり、節約も兼ねて当初はそうする予定だった。しかし前日バカみたいに食べすぎて体調を崩してしまい、安全を考慮してバスを使ってしまった。苦労という「プロセス」が抜けた結果、せっかくの絶景もポストカードの域から超えることは無かったのだ。自転車旅は体力を必要とし、時に自然に揉まれるからこそ、何でもない風景や素朴な出会いに多いな感動を感じれる。とはいえ、僕とて交通機関やツアーを使って楽する時もある。要はその時楽しめる心があるかどうか。わざわざ高い入場料払って来たというのに、よく分からないこだわりで損している気もする。

最初こそ拍子抜けしたものの、遺跡内を歩いているうちに様々な角度から見る遺跡と、周りに聳える山々に沿って忙しく駆ける雲がなんとも神秘的だと気付く。村に着くまで歩いた線路沿いの道はセルバ(森林地帯)特有の熱帯的な植栽が見られ、乾いたアンデスとは対照的な濃い緑と湿度に包まれていて、ジャングルの中のカフェでハンモックに揺られ・・と、ある意味違った所で楽しんでいた。

今回感じたことは「心が向くままに動けばいい」ということ。逆に対して興味が無ければ行かなくていい。行っても後悔、行かなくても後悔?そんなこともあるかもしれない。結局どの道を選んでも自分が正解と思えたら良いということ。しかしお金のかかる旅は気が気でないな、実はそこが一番の原因かもしれない・・。

このバックパッカー旅のメインテーマは別の場所にある。次回お届けします。


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