緑の宝石 "Meet Green Gems"
I wanted to look at coffee farm in Peru,because Peru is well-known to cultivate coffee.Before arriving at Cusco,I often asked local people where can I look at them? They always answered "Quillabamba".
There is awesome cafe called "PUKU PUKU CAFE".
I was blown with its taste of coffee and also nice atmosphere,products everything.They have contract with some farmers in Peru and one of them seems to be located in Quillabamba. Finally I was success to get in touch with local farmer and they seemed to be glad for my coming.
Actually their farm is far away from town.We drove 3 hours and more climbed to the hills.Altitude is almost 1500m and there are sometimes forests on the hills.Actually coffee trees were grown among forests.Growing under the shade is very important for coffee,so entity of other trees are good relationship. I found many fruits of coffee ,it was still green.I found them like beautiful green "gems". They said "Harvest will be on April or May.when will you come back here?" I was exited to hear that.I'm keen to come back to see turned red fruits and help harvest. After that we roasted beans(it was last batch) with traditional way and brewed coffee with Peruano style(with metal filter and can get strong coffee like espresso.Finally mixed coffee with plenty of hot water and it's cup of coffee.)Tasted superb.Fruity acidity and thick nuts flavor.
They not only gave me 1 kg coffee,also provided room to sleep and foods every moments. I can't believe their awesome hospitality and really appreciate them.My bike travel will be finished on March,2018.So possibly I'll come back to help harvest for them as volunteer.
Anyway,it was super nice experience!
ペルーでまだ達成して無かったこと、それはコーヒー農園を見学することだ。ペルーも立派なコーヒーの生産国。コーヒーの実がなるには赤道から緯度20度前後であること、標高約1000-2000mで朝昼の寒暖差の必要など条件がある。日本では観葉植物としては育つが、実はならない。ベトナムでは道端からコーヒーの木を見たり、「イタチコーヒー」を手掛ける農園に赴いたが、今回は生産者からじっくりと話を聞いてみたい。しかしどうすればそんな体験が出来るか知らないが、Cuscoに至るまで何人かのペルー人に「どこでコーヒー農園が見れる?」と聞くと、皆口を揃えて"Quillabamba"と答えた。Limaで見つけた雰囲気・味ともに素晴らしかった「Puku Puku Cafe」は国内のいくつかの小規模農家と契約していて、その一つがまたQuillabambaにあるという。僕はダメ元でカフェに問い合わせしたが1週間以上返事が返って来ず、「こらアカンな」と他の方法を探っていたら、ある日唐突に返事が返ってきた。しかしそれからの進展が遅く、1回メールを送れば次の返事は翌日というのを数日繰り返してようやく生産者の連絡先を教えてもらった。農園主にいざ連絡すると、そこからはトントン拍子で話がまとまり、見学の日にちまで整った。この間、メールだけでなくスペイン語での電話のやり取りもあり、なかなか意思疎通が出来ずに申し訳なく思っていたが、意外と向こうは訪問を喜んで受け入れてくれるようだ。向こうの仕事の都合に合わせて、マチュピチュとサンタテレサの温泉を訪問した後、いざQuillabambaへ。
(Quillabambaの町で見つけた素敵なカフェ"AI CASA" エスプレッソ系だけでなく、HARIOなど使ったドリップコーヒーも味わえるみたい。ケーキは美味しかったし、サンドイッチも安かったので次来るなら試してみたい。豆も購入可能。)
Quillabambaは標高1000m付近で町の公園はハイビスカスやブーゲンビリアの南国系のカラフルな花が咲き乱れていた。もちろん気温はアンデスの高地よりもずっと暑く、日中は半袖でも十分なくらい。着いたその日に農園主のサンドロさんと初顔合わせ、電話でやり取りした時は上手く通じず顔も見えずに不安だったが、実際会って話すととても朗らかな人柄でホッとする。
Quillabambaの町から近くには農園が少ないらしく、サンドロさんの農園は町からさらに車で3時間。さらに4WDの車で無いと登れない未舗装の急坂を30分以上走り、やがて牧歌的で穏やかな丘に佇む家に辿り着いた。家では農園を管理している家族が僕達を出迎えてくれ、昼食を振舞っていただいた。
再び車に乗り込み、いざ農園へ。道に車を停めて森の斜面を気を付けて下っていくと、ついに僕はコーヒーの木々と対面することとなる。枝にはたわわに実がなり、まだ熟れてはいないが、雨露を帯びた緑の果実はまるで宝石のように眩く、美しい。コーヒーの木が丈夫に、健康的に育つには「シェードツリー」と言われる日陰を作る他の木々の存在が重要で、サンドロさんのコーヒー畑はマツを始めとする木々が茂り、まさにそれは「森のコーヒー」と言える空間が広がっていた。さらに灌漑設備も肥料も必要としない完全なオーガニック栽培。水は雨から、栄養分は天然の腐葉土や土の中の微生物のサイクルから吸収されるのだろう(この辺詳しく聞いてなかったので若干推測です。)コーヒー畑ではない、所々の丘にはマツの幼木が整然と植えられていて、おそらくこれは森を育てているものだと思われる。木々が育ち、森が形成された時、また新たなコーヒーを植林するのではないか?Puku Puku Cafeのウェブサイトに「人と環境に持続可能であること」を理念として掲げていた。気が遠くなるようなプロジェクトだが、自然をただ享受し、都合良く変えてきたこれまでと違い、こういった取り組みはこれからの私たちに必要なアクションだ。
丘の家に帰ってきた後、サンドロさん達は去年収穫したパーチメントコーヒーを持ってきた。それをミルで脱穀し、欠点豆を選別したら、薪で火を起こして土鍋に生豆を入れ焦げないように木の棒で終始かき回す。古くから農家で行われる伝統的な焙煎の方法だ。やがて豆は勢い良く爆ぜ、2ハゼを迎えた「フルシティ」あたりで火から鍋を下した。ミルで豆を砕き、ホウロウのコーヒー器具に粉を詰めて上からお湯を満たす。金属フィルターを通し、時間をかけて抽出された液体はエスプレッソのごとく濃く、最終的に「アメリカーノ」のようにたっぷりのお湯で割り、ここに1杯のカップ・オブ・コーヒーが出来上がった。立ち上るアロマは香ばしく、口に含むとラズベリーのような甘酸っぱさと、複数のナッツをミックスしたようなコクが口に広がり、その豊かなフレーバーに思わず頷いた。
見学は1日だけと勘違いしていたようで、この日はここで皆で泊るようだ。僕が泊った離れの建物はペルーでは珍しい木造のログハウス風で、ヒノキのような清らかな木の薫りが心地良く、部屋はホテルのように綺麗にベッドメイキングされ、こんな山奥なのにシャワーが温かかったことには驚いた。 翌日は他の畑を見学しつつ、僕のために何回か焙煎を繰り返してくれ、1kg近い豆をいただけることとなった。この間、ご飯は全て奢ってもらったり料理したものをいただいたり、送り迎え、畑の案内、農家のご家族の温かいもてなし・・・突然連絡してきたどこの馬の骨とも知らない外人へのこれ以上ないホスピタリティに、僕は心から感激と幸せを感じていた。 サンドロさんが僕に聞く。
「お前ここにいつ戻ってくるんだ?収穫は4月と5月だぞ。」
収穫・・? やりたい、、是非手伝いたい!僕の自転車旅は来年3月には終わる予定だ。7月からは新た予定があるが、その間の1カ月くらいなら時間を作れるではないか。収穫を経験したいというのはもちろん、ボランティアでお手伝いさせてもらえれば、きっと今回の恩返しになるのではないか?まだ予定は確定では無いが、可能であれば戻って手伝い旨を皆に伝えた。
どうすれば農園を見学できるか手探りの状態から、まさかこんな素晴らしい展開になるとは思いもしなかった。もちろん彼らのもてなしには感謝の他無いが、具体的に求め、可能性を探れば道は開かれる。ニュージーランドのバリスタワークと、今回の件でそう感じた。今は教えを享受するばかりだが、いつか自分が人の道を開くお手伝いを出来るまでに至り、またそういう場所を作るために、今はさらに邁進を続けていきたい、そう感じた今回の旅でした。
(今回のコーヒー見学の動画です。)