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空っぽの日曜日 "Empty Sunday"


I stayed in La Paz for 5 days because I felt wired to my stomach (now it's OK). it was longer than I thought. I didn't do too much thing in La Paz,but I simply enjoyed walking in old-like city.

My recommends is Japanese Restaurant "Ken-Chan" They provide real Japanese taste,I was really blown!

By the way,there was an election on Sunday,La Paz. At that day, every shops and restaurants (even street foods!) and also any transportation were shut down. It was like ghost town or SF film. I was wondering if economic activities are stopped,more people go to vote? I'm sure it was just wasted day for tourists.

ラパスに着いてからどうにも腹の具合が良くない。ラパスまでのハチャメチャな道のりには確かに苦しんだし、翌日も疲れで昼過ぎまでベッドから動けなかった。とはいえ変なものを食べた訳でなし、食欲もあれば出る便も異常は無さそう。ただお腹が重たいような不快感が3日程続いた。南米に来てから、僕は異常なまでに食への執着心を感じている。自転車をこぐからお腹は減るし、物価も日本に比べたら安いし、ストリートフードも美味しいからついつい欲張ってあれやこれやと腹に詰めすぎてしまう。負摂政がたまりたまって胃腸が疲れ切っているのだろう。しかし旅は長い、ここは一度医者に診てもらった方が良いのでは?時間もかかるし面倒だが僕は旅行保険を通じて病院の手配をした。

翌日、保険会社が手配してくれた通訳の方が宿まで迎えに来てくれたが、その頃には胃の不快感がかなり治まっていた。何の違和感も無いのに医者に行っても門前払いされるかもしれない。検査すると結果待ちに数日かかるらしくまた出発が遅れるので、病院に行くのは結局止めにした。来てくれた通訳の方は旅行ガイドもしてらして、かつアウトドア系の知識もある方で、これから僕が行く「チャレンジルート」へのアドバイス等いただき、この人に会うためにお腹が不調だったのかもしれないとも思えた。

(1枚目、宿の近くから見えるラパスの夜景。 2枚目、本屋さんの敷地内にある"Writer's Coffee" 雰囲気も味も良かったが、個人的にはリマの"Puku Puku Cafe"の方がトータルコーディネートは抜群でした。 3枚目、これから行く厳しいルートは集落がほとんど無いのでたくさんの水と食料を持参する必要がある。)

ラパスの街では大したことはやってない。観光客はどこへ行くのか知らないが、街をブラついてポケットに忍ばせてあるカメラでスナップしてるだけで面白かった。ひと昔前の都会という錆びたテイストと、落書きやポスターの剥がれ跡などストリートな要素が合わさってなかなかにフォトジェニックである。ラパスはスリや首絞め強盗等、治安に不安があるらしいが、ピリッと緊張感を持って歩いていれば問題は無かった。一眼レフの入ったバッグは宿に預けて、小さいカメラだけポケットに入れて、侍の居合抜きのように、サッと出しのサッと仕舞い。ところで日曜日にボリビア内で選挙があったのですが、その日は政府からお達しがあるのか知らないが、ほぼ全ての店やタクシーが休業し、いつもせわしない街はゴーストタウン化。大通りは地元の人がパラパラと歩いてるだけで、まるでSF映画の世界に迷い込んだ・・と言えば聞こえはいいですが、観光客にとっては無駄な1日でしかありません。商業を止めて、投票率が上がるのでしょうか?ちなみにラパスは町中でよくデモ・ストライキ・クーデター(?)の類が発生するらしいので、選挙みたいな日は特に出歩かない方がいいそうです。

ストリートフードも充実していたが、胃の調子が思わしくなかったので全て(?)は攻略出来ず少し残念。ラパスで楽しみにしていたのは日本食レストランの「けんちゃん」。ここは本当に美味しい日本のご飯を提供しているとの噂でしたが、実際いただいた「味噌ラーメン」と「トルーチャちらし寿司」はどちらも涙が出る程美味しかった。標高が高いとご飯に芯が残りやすいが、けんちゃんのご飯はもっちりした食感で感動した、おそらく圧力釜で炊いてるのではないか。世界のご飯にはたくさんの美味しさと発見に溢れているけど、やっぱり食に関しては日本から離れられそうにないなと実感したのであります。

ラパスで泊った宿も素晴らしかった。安いのに朝食付きだし、ドミトリー(相部屋)だけどセキュリティBOXが部屋にあるし、施設が清潔で差し込む光が柔らかく非常に居心地が良いのだ。宿の周りが落ち着いた住宅街なのはラパスでは大事な点だし、坂を少し登るが、街並みが見渡せてプチ夜景も楽しめる、だからこそわざわざ展望台に行く必要も感じなかった。ラパスの宿選びに迷われたオススメしておく(予約しておく方がベター)。ゲストも穏やかな人たちが多かった。サイクリストは来なかったけど、各国のバックパッカー達とゆるゆる交流を楽しんだ。同じ部屋には時々女を連れ込む、やんちゃエチオピア人と、サッカーのベニテス監督似でいびきが最高にうるさいイタリア人と、爽やかすぎて男でも惚れてしまいそうなイケメンカナダ人、そして謎の東洋人サイクリストの僕という楽しい組み合わせでした。

ラパスは色々プチ不運には見舞われたけど、なんだかんだ印象に残る滞在になりました。

さあ、いよいよチャレンジルートに行くとしますか。


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