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この素晴らしき宙の下で、歌を。"Sing out loud in the cosmic"


I enjoyed cycling on Salar de Uyuni for 3 days.Riding on Salar and camping under million of stars were absolutely perfect moment in my life.But it was not only fun,I was also struggled with strong sunshine(and reflection from salt)and strong head wind.Of course,I was feeling mostly happy on Salar. It was last ride in Los Andes of this time.I wanted to travel on Laguna route and some famous passes during cyclists in North of Chile.However,those are very hard route,so I'll try next time with well-preparation.

I intend to use bus to starting point of Patagonia and will start new bike journey there.I can't wait!

ウユニ塩湖。大昔、アンデス山脈が隆起した際、海水が広範囲に取り残され、排出されないまま干上がり、世界でも稀な広大な塩の大地が形成されたと言います。塩の精製が行われる一方、莫大な埋蔵量と噂されるリチウムの開発が近年研究されているよう。また、唯一無二の景観を見ようと年間を通じて多くの観光客が訪れる。日本語では「塩湖」という言葉で表現されるが、実際水は無く塩で硬くしまっているので、車や自転車で走ることも可能。塩の大地広がる乾期は主に欧米人に人気で、雨上がり等、条件が揃った時にのみ現れる、空を映し出した「鏡張り」が見られる雨季の塩湖は日本人始めとするアジア人達に人気。サイクリスト的には塩水で自転車や荷物がベチャベチャという事態は避けたいので、乾期に旅するのが望ましい。(僕が旅した12月は雨期の始まりと言われてます。)ウユニ村に着いた僕は、たっぷりの水と食料を買い込み、いざ2泊3日の塩湖の旅を始めるのだった。

ウユニ村から国道を北上、コルチャニ村から西へ。塩湖に向けてしばらく未舗装路を走ると、大地は徐々に茶けた土から白く変わっていく。やがて六角形の網目模様がどこまでも広がる、ここはまさに憧れていたウユニ塩湖、心が震えた。塩湖内には主な目的地に沿って車の轍が出来ていて、しっかり踏み固められているので意外と走りやすい。時折轍を外れて、新雪の上を走る気分でまっさらな塩の大地をパリパリと音を立てながら走るのも爽快である。

日が傾いた頃にテントを設営。塩湖上は強風になりやすく、風を遮る物など当然無いので、ペグをしっかり打っておきたい。塩湖に入る前に手のひら大の石を一つ拾っておこう。カッチカチに固まった塩湖に素手でペグを打つのは不可能と言える。3cmも入れば上等だ。

夕食の仕込みの間にプシュッとビールのプルタブを開ける。黄昏の空を眺めながら、塩湖に築いた小さな我が城でいただくビールとキムチ鍋。ツアー会社にこんな芸当が出来るか?いや出来ない。

(美しい塩湖の上にキムチ汁なんか落としてませんのでご心配無く!)

それから僕は夕陽の光が完全に無くなるのをじっと待つ。そしてその時はやって来た。宙という宙全てに無数の星、それはまるで宝石を散りばめたような―。誰もいない、何もない、果てしなく広がる大地の上にポツンと僕一人。別の惑星に立っているような、宇宙のどこかに放り投げられたような、そんな心地さえする。この日は月の出が遅く、無風、穏やかな気温と、観測にはもってこいの日。イヤホンを耳に据え、この素晴らしい夜に合う音楽を選び、それを聴きながらまた宙を見上げる。無数の星が音楽の旋律に合わせてゆっくりと動き出すような錯覚を覚えた。締めの一番に僕はエディットピアフの「愛の讃歌」を選び、両手を挙げての大熱唱。

「極まった。」

憧れのウユニ塩湖にて、僕はここに最高の瞬間を迎えたのだった。

3日間のウユニ走行がずっと幸せであったかというとそうではない。景色がずっと変わらないので、継続して走っているつもりでもメーターを見れば全く距離が伴っていなかったり。ただでさえ強いアンデスの日差しが塩の照り返しで恐ろしい程の相乗効果を発揮し、サングラスを2枚重ねにしても目が疲れてくる。1,2日目は風は穏やかなものだったが、最終日は顔を歪める程の強い向かい風。塩湖を抜け出し舗装路に入っても、風は尚止まず、残りたった20kmがどれ程遠く感じたか。容赦無き風に悪態の一つや二つが口から出そうなのをグッと押さえ、歯をくいしばってペダルを踏んだ。今回の旅では、これがアンデスでのラストランとなる。当初予定していたアタカマ砂漠を抜ける「宝石の道」やチリ北部のサイクリストに有名な峠も今回は行かない。だからこそ文句は言わず、しっかり走り切りたかった。日が沈んだ頃か、僕はウユニ村に辿り着いた。苦労はあったが、それを遥かに上回る感動に溢れた素晴らしい3日間であった。

(1,2枚目 塩湖の朝。 3枚目、塩湖の真ん中に佇むインカワシ島。真っ白な塩、突き抜けるような青空の間でニョキニョキ生える巨大なサボテンはという不思議な光景はアーティスティクで、まるでダリの絵画の世界のよう。 4枚目、やっぱり日本人なら鏡張りも見たい、ということでツアーにも参加してきた。乾期でも水のある場所へ連れていってもらい、星空~朝日を見学。澄んだ水面に映る朝焼けのグラデーションは息を飲む美しさでした。)

アンデスの旅を総括すると、リマを出発したばかりの、未知の世界にビクビクしていた当初を思えば、ここまでよくやったと思う。未舗装路を含むいくつもの峠を越え、誰もいない原っぱで野宿し、スペイン語も多少上達して現地の人と交流を深め、コーヒー農園も一から見学にこぎつけた。目的達成度から言えば80点くらいはあげてもいい。でも何か物足りない、不足の20点は当初予定していたチャレンジルートを諦めてしまったこと。今でもそれが心にひっかかっていることは否定出来ないが、命あればまた挑戦が出来る。安全にかつ楽しくここまで旅出来たことに感謝しようや。

僕はすでにアンデスを「知っている」。これは出発前との大きな違いだ。1年後か2年後か分からない、然るべき準備をしてまたこの壮大なアンデスの世界に自転車で戻ってこよう。

(1枚目、ウユニの街角。街は小さく見所が多い訳では無いが、僻地を旅してきたサイクリストには嬉しいオアシスだ。あ、僕バスで来たんですけどね。 2、3枚目、前も言ったけど、ボリビアのご飯は美味しい。 4枚目、ウユニに来た人は皆、遠近法を利用した「トリック写真」を撮る。見飽きたので新しい試み。)

というわけで、旅の後半戦「パタゴニア編」がもうすぐ始まります。スタート地点まではバス、バス、バスで大移動。会えない時間がまた愛を強くするさ。嗚呼、早く自転車をこぎたいよ!


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